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トリップトラップは後悔する?理学療法士が子ども2人に7年使った本音レビュー

トリップトラップに座って並ぶ兄弟のイラスト 遊びと子育て

「トリップトラップは高いけど、本当に長く使えるの?」「買って後悔しない?」

購入を考えている人の多くが、ここで迷うと思います。わが家も同じでした。金額が高かったので、本当に長く使えるのかが不安だったんです。

私は理学療法士として15年以上働いていて、シーティング(身体に合った椅子や座り方を整えること)の認定資格を持っています。普段は主に、大人の椅子や車椅子の座り方の調整や作製に関わっています。

その私が店頭で座り比べて選んだのが、ストッケのトリップトラップです。今は小学2年の長男と年中の次男に1脚ずつ使っていて、長男のものは約7年になります。

結論から言うと、後悔はしていません。ただし、買って座らせるだけで姿勢が良くなる椅子ではありません。

📋 この記事でわかること

  • 7年使って後悔しなかった理由と、正直な後悔ポイント
  • 理学療法士が座り比べて選んだ決め手
  • 姿勢が崩れるときの原因と、わが家の対策
  • 高さ調整の目安(わが家の座面と足板の位置)
  • 必要な付属品と、何歳まで使えるか
  1. 結論|トリップトラップは7年使っても後悔なし。ただし「調整して使う椅子」
  2. わが家の使い方|2人に1脚ずつ。食事と学習机で兼用
  3. 理学療法士が選んだ理由は「骨盤と足を支えられる」こと
    1. 店頭でサイベックスなど3〜4種類を座り比べた
    2. ベビーセットに座らせると、姿勢が一番崩れなかった
    3. 決め手は「背もたれ・足板・座面の奥行き」の3つを調整できること
  4. 7年使って良かったこと|学習机でも使えて、掃除もラク
    1. 食事テーブルと学習机の両方で使えた(どちらも天板の下まで70cm)
    2. 拭き掃除がラク。トレイも簡単に外せる
    3. 無垢床でも傷はつかなかった
  5. 後悔ポイントは4つ。理学療法士の対策つき
    1. ① 本体が重い
    2. ② 足板の前の方に立つと、前にバランスを崩しやすい
    3. ③ 背もたれに寄りかかりすぎると、姿勢が崩れる
    4. ④ 座面が広く、端に座ってしまう
  6. 高さ調整の目安|足が余ったら六角レンチ1本・5〜10分
    1. 調整のサインは「足が余ったとき」。足がつかないと集中できない
    2. わが家の設定:小2は座面3段目・足板12段目、年中は座面1段目・足板7段目
  7. 付属品は全部はいらない。わが家で使ったのはこの4つ
    1. ベビーセットは2歳の間まで。トレイは離乳食の時期だけ
    2. 延長グライダーは4歳の今も付けている。自分でよじ登って座るから
    3. 座面の硬さが気になるなら、純正のクッションを
    4. ハーネスは使わず、リッチェルのチェアベルトで代用した
  8. 何歳まで使える?わが家は小学校卒業まで使う予定
  9. トリップトラップのよくある質問
    1. Q. トリップトラップは何ヶ月から使えますか?
    2. Q. 子どもが座るのを嫌がることはありましたか?
    3. Q. 中古で買っても大丈夫ですか?
  10. まとめ|長く使うつもりなら、高くても後悔しにくい椅子

結論|トリップトラップは7年使っても後悔なし。ただし「調整して使う椅子」

2脚を使ってきた結論は、次の3つです。

  • 7年たった今も現役。食事と学習机の両方で使っている
  • 背もたれ・足板・座面の奥行きを体に合わせて調整できるのが最大の価値
  • ただし本体が重く、座り方の調整をしないと姿勢は崩れる

こんな人に向いています

  • 小学生になっても長く使うつもりの人
  • 食事と勉強を同じ椅子で済ませたい人
  • 成長に合わせて調整する手間をかけられる人

向いていないかもしれない人

  • 椅子をよく持ち運ぶ人(本体が重い)
  • 買ったまま調整せずに使いたい人
  • 赤ちゃんの時期だけ使えればいい人

わが家の使い方|2人に1脚ずつ。食事と学習机で兼用

同じ結果になるかどうかは、使い方で変わります。先にわが家の条件を書いておきます。

長男次男
今の学年小学2年年中(4歳)
使い始め生後6ヶ月ごろ(ベビーセット)生後6ヶ月ごろ(ベビーセット)
使用期間約7年約3年半
買い方店頭で座り比べて購入ネットで購入

2脚とも、食事用のテーブルと学習机を行き来させています。どちらも、床から天板の下(脚が入る空間)までが70cmで、ほぼ同じ高さです。

ニューボーンセット(新生児用)は使っていないため、この記事では扱いません。テーブルの高さや子どもの体格が違えば、合う設定も変わります。

理学療法士が選んだ理由は「骨盤と足を支えられる」こと

店頭でサイベックスなど3〜4種類を座り比べた

長男のときは、アカチャンホンポの店舗で、サイベックスなど並んでいた3〜4種類のハイチェアに実際に座らせて比べました。

7年ほど前のことなので、今の製品とは違う部分もあると思います。ここでは「何を見て選んだか」を中心に書きます。

ベビーセットに座らせると、姿勢が一番崩れなかった

いちばん姿勢が良かったのが、トリップトラップのベビーセットでした。

当時の長男は、まだひとりでうまく座れない時期でした。それでもトリップトラップに座らせると、体が崩れずに座れていたのが印象に残っています。

これは店頭で試しに座らせたときの話です。公式では、ベビーセットは「6ヶ月頃から、または赤ちゃんがひとり座りできるようになったら」使えるとされています。理学療法士としては、実際に使い始めるのは腰がすわってからをおすすめします。

決め手は「背もたれ・足板・座面の奥行き」の3つを調整できること

シーティングの視点で、トリップトラップを選んだ理由は次の3つです。

調整できる所できること
背もたれの位置(座面の高さ)骨盤をしっかり支えられる
足板(足のせ板)高さを変えて、足の支えが得られる
座面の奥行き無段階で変えられる

座った姿勢は、骨盤と足が支えられているかで大きく変わります。トリップトラップは、この2つを成長に合わせて調整し続けられる椅子です。

構造がシンプルなので、仕組みを理解すれば調整の自由度が高いのも魅力でした。

見た目や評判よりも、実際に座らせたときの姿勢を見て選びました

価格は高いと感じましたが、赤ちゃんの時期だけでなく長く使えればコスパは良いと夫婦で話して決めました。

現在の公式ストアの価格は、本体(ビーチ材)が37,730円、ベビーセットが10,560円です(どちらも税込・2026年10月時点)。

次男のときは、長男の使い勝手を見ていたのでほかの椅子とは迷いませんでした。デザインも家の雰囲気になじんでいます。

7年使って良かったこと|学習机でも使えて、掃除もラク

食事テーブルと学習机の両方で使えた(どちらも天板の下まで70cm)

1脚で、食事と勉強の両方をまかなえています。

長男は幼児向けの学習を始めたころから、トリップトラップを学習椅子としても使っています。
食事テーブルと学習机の高さがほぼ同じだったので、最初からそのつもりでした。小学2年の今も、学習机ではトリップトラップに座っています。

食事テーブルと学習机の高さが大きく違う場合は、本来はもう1脚、別の椅子が必要です。どうしても1脚で済ませたいなら、低い方のテーブルに合わせて調整し、高い方のテーブルではクッションで座面の高さを補う方法があります。兼用するなら、テーブルの高さをそろえておくのがおすすめです。

拭き掃除がラク。トレイも簡単に外せる

食べこぼしは、さっと拭くだけで済みます。

構造がシンプルなので、食べこぼしは拭きやすいです。ベビーセットのトレイも簡単に外せるので、離乳食の時期の掃除もしやすかったです。

無垢床でも傷はつかなかった

床に傷はついていません。

わが家は無垢床ですが、椅子による傷は見当たりません。脚が床に面で接しているので、傷がつきにくいのだと思います。

無垢床の家では、床への当たり方も椅子選びのポイントになります

無垢床でのロボット掃除機の使い心地は、別の記事にまとめています。

後悔ポイントは4つ。理学療法士の対策つき

良いところばかりではありません。7年使って感じた不満と、わが家でやっている対策を書きます。

① 本体が重い

気軽に持ち運べる重さではありません。

しっかりした木製のぶん、本体は重めです。持ち運ぶ機会が多い家では、購入前に店頭で一度持ち上げてみると安心です。

② 足板の前の方に立つと、前にバランスを崩しやすい

足板を前に出しすぎないことで防いでいます。

子どもは足板の前の方に立ってしまうことがあります。そのときに、前にバランスを崩しやすいと感じています。

足板の前の方に立つ → 前にバランスを崩しやすい

  • 足板を前に出しすぎない
  • 子どもに「足板の前で立たない」と声をかける

足板を前に出しすぎないのは、座ったときのためでもあります。つま先が足板から出てしまうと、足の安定が損なわれるからです。

ストッケ公式の調整方法の解説でも、足のせ板はL字の脚の前の縁より前に出さないよう案内されています。出しすぎると、子どもが先端に足をかけたときに、椅子全体のバランスを崩すおそれがあるためです。

足板の位置は、座ったときの足の安定と、立ったときのバランスの両方で決めています

③ 背もたれに寄りかかりすぎると、姿勢が崩れる

座面の奥行きを長くしすぎないことで防いでいます。

座面の奥に座って、背もたれに背中を預けすぎると、体が後ろに傾いて姿勢が崩れます。わが家の子どもたちは体幹が強い方ではないので、よく見られる現象です。

背もたれに背中を預けすぎる → 体が後ろに傾いて姿勢が崩れる

  • 座面の奥行きを長くしすぎない
  • 背もたれの下の方で骨盤が支えられる位置まで、奥に座らせる

「トリップトラップに座っているのに姿勢が悪い」と感じたら、まず座面の奥行きを見直してみてください

④ 座面が広く、端に座ってしまう

ある程度は許容して、食事のときだけ声をかけています。

座面に幅があり、横からの支えが少ないため、落ち着かない子は真ん中ではなく端に座ってしまうことがあります。わが家ではある程度は許容し、食事のときは真ん中に戻るよう声をかけています。

4つの後悔ポイントと対策

  • 本体が重い → 持ち運ぶなら購入前に確認
  • 足板の前に立つとバランスを崩す → 足板を前に出しすぎない
  • 背もたれに寄りかかると姿勢が崩れる → 座面の奥行きを長くしすぎない
  • 端に座る → 食事のときだけ声かけ

高さ調整の目安|足が余ったら六角レンチ1本・5〜10分

調整のサインは「足が余ったとき」。足がつかないと集中できない

身長が伸びて、足が余ってきたと感じたら調整しています。

調整は六角レンチ1本でできて、時間は5〜10分ほどです。

足の支えの大切さを感じたのは、祖父母の家でのことです。足がつかない椅子に座ると、子どもは足をブラブラさせて、食事に集中できていませんでした。

足の裏が支えられていると、座った姿勢は安定しやすくなります。足板の調整は見た目以上に大事です

わが家の設定:小2は座面3段目・足板12段目、年中は座面1段目・足板7段目

長男(小2、身長120cm)次男(年中、身長98cm)
座面上から3段目上から1段目
足板上から12段目上から7段目
テーブル天板の下まで70cm天板の下まで70cm

ストッケ公式の目安は、3〜5歳が座板2番目・足のせ板8番目、6〜11歳が座板3番目・足のせ板11〜13番目です。長男はほぼ目安どおり、次男は座板も足板も目安より1段上にしています。

同じ学年でも、体格によって合う位置は変わります。数値は目安として、実際に座らせて「足の裏が足板についているか」「つま先が足板から出ていないか」を見て決めてください。

付属品は全部はいらない。わが家で使ったのはこの4つ

トリップトラップには、専用の付属品がいくつかあります。わが家で使ったもの・使わなかったものは次のとおりです。

付属品使用時期・理由
ベビーセット○生後6ヶ月ごろ〜2歳の間
トレイ○離乳食の時期だけ
クラシッククッション○ベビーセットの時期に2人とも使用
延長グライダー○4歳の今も装着
ジュニアクッション△長男のみ(購入時の特典)
ハーネス×チェアベルトで代用
ニューボーンセット×使っていない

ベビーセットは2歳の間まで。トレイは離乳食の時期だけ

ベビーセットは、2人とも2歳の間まで使いました。

離乳食の時期はトレイもつけて使い、自分で食べられるようになってからトレイを外しました。その後も、2歳の間はベビーセットをつけたまま使っています。ベビーセットの時期は、2人とも純正の「トリップ トラップ クラシック クッション」を使っていました。

延長グライダーは4歳の今も付けている。自分でよじ登って座るから

次男が4歳になった今も、延長グライダーはつけたままです。

延長グライダーは、公式では「椅子の安定性を一層高める」パーツとされています。次男は自分でよじ登って座るので、念のため外していません。

子どもが自分で乗り降りするようになってからの方が、つけておく安心感は大きいです

座面の硬さが気になるなら、純正のクッションを

座面は木なので、硬さが気になるならクッションがあった方がいいです。

長男は、購入時の特典でもらったジュニアクッションを使っています。純正のクッションは、座ったときに滑る感じがないのも良いところです。

ハーネスは使わず、リッチェルのチェアベルトで代用した

ストッケのハーネスは使わず、リッチェルのチェアベルトを使っていました。

どのベルトを使う場合も、座っている間は子どもから目を離さないようにしてください。

何歳まで使える?わが家は小学校卒業まで使う予定

わが家は、少なくとも小学校を卒業するまで使うつもりです。

公式では「新生児から大人まで」対応し、最大136kgまで耐えられる設計とされています。わが家も、可能な限り使い続けたいと考えています。

ただ、子ども用に調整した状態で大人が座ると、座面の硬さが気になります。座面のクッションさえ合えば、大人でも使えると思います。公式からは大人用の「アダルトクッション」も販売されています。

赤ちゃんから小学生まで1脚で済むなら、高い買い物でも十分に元は取れると感じています

トリップトラップのよくある質問

Q. トリップトラップは何ヶ月から使えますか?

わが家は2人とも、生後6ヶ月ごろからベビーセットをつけて使い始めました。公式では、ベビーセットは「6ヶ月頃から、または赤ちゃんがひとり座りできるようになったら」使えるとされています。安全のため、腰がすわってから使い始めるのがおすすめです。

店頭では腰すわり前でも崩れずに座れましたが、毎日の食事で使うなら、腰がすわってからが安心です

Q. 子どもが座るのを嫌がることはありましたか?

わが家では、2人とも嫌がったことはありません。困ったのは、先に書いた「足板の前で立つ」「端に座る」といった座り方の場面です。

Q. 中古で買っても大丈夫ですか?

中古を検討するなら、シリアル番号を確認しましょう。公式のFAQでは、シリアル番号が「3」以上の数字で始まるものは、現行のベビーセットやニューボーンセットを取り付けられるとされています。シリアル番号は、L字の脚の底面に書かれています。わが家の2脚も、この範囲に入っていました。

まとめ|長く使うつもりなら、高くても後悔しにくい椅子

  • 約7年使って後悔なし。2脚とも食事と学習机で現役
  • 選んだ決め手は骨盤と足を支えられることと、調整の自由度
  • 後悔ポイントは重さと座り方。足板と座面の奥行きの調整で対策できる
  • 付属品は全部はいらない。わが家はベビーセット・トレイ・クッション・延長グライダー
  • 公式では大人まで。わが家は小学校卒業まで使う予定

決して安い椅子ではありません。それでも、赤ちゃんの時期から小学生まで、体に合わせて調整しながら使えることを考えると、わが家にとっては良い買い物でした。

座らせて終わりではなく、成長に合わせて調整してあげてください。それがこの椅子を活かすいちばんの方法です

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