「ハイチェアって、何歳まで使うものなの?」
そろそろ卒業かなと迷っている人も、これから買うなら長く使える物を選びたい人も、気になるところだと思います。
私は理学療法士として15年以上働いていて、シーティング(身体に合った椅子や座り方を整えること)の認定資格を持っています。普段は主に、大人の椅子や車椅子の座り方の調整や作製に関わっています。
わが家では、小学2年の長男と年中の次男が、生後6ヶ月ごろからトリップトラップを使っています。長男のものは約7年になります。
結論から言うと、何歳まで使えるかは椅子の種類で決まります。そして卒業は、年齢よりも体に合っているかで判断するのがおすすめです。
📋 この記事でわかること
- ハイチェア・ベビーチェアの種類ごとの、何歳までの目安
- わが家が実際に何歳まで使ったか
- 卒業のサイン4つと、家でできる確かめ方
- 長く使える椅子の条件
- 学習椅子や大人の椅子として使えるか
- 結論|ハイチェアが何歳まで使えるかは「椅子の種類」で決まる。卒業は年齢より、体に合うかで判断する
- ハイチェア・ベビーチェアは何歳まで?種類ごとの目安
- わが家は何歳まで使った?バンボは1〜2か月、トリップトラップは約7年使って今も現役
- 卒業のサインは4つ|足が余る・座面が短い・座面が狭い・姿勢が崩れる
- 長く使えるハイチェアの条件は「調整できること」と「背もたれの支え」
- 小学生になっても学習椅子は買わなかった|食卓と机の高さをそろえて兼用
- ハイチェアは大人まで使える?クッションがあれば、ほかのダイニングチェアと遜色ない
- 長く使える椅子を選ぶなら|わが家はトリップトラップ
- ハイチェアの卒業でよくある質問
- まとめ|何歳までかより、体に合っているか。長く使うなら調整できる椅子を
結論|ハイチェアが何歳まで使えるかは「椅子の種類」で決まる。卒業は年齢より、体に合うかで判断する
先に結論をまとめます。
- 対象年齢は椅子の種類で大きく違う。3歳ごろまでの物もあれば、大人まで使える物もある
- 卒業は年齢ではなく、足が余る・座面が短い・座面が狭い・姿勢が崩れるの4つのサインで判断する
- 長く使うなら、座面の高さと奥行きを調整できる椅子を選ぶ
ハイチェア・ベビーチェアは何歳まで?種類ごとの目安
種類によって、使える期間は1年ほどから大人までと大きく違います。
代表的な製品について、メーカーが示している対象年齢をまとめました。
| 種類 | 対象年齢の目安 | 例 |
|---|---|---|
| 床置きの椅子 | 首がすわる頃〜14か月頃 | バンボ ベビーソファ |
| テーブルに取り付ける椅子 | 腰すわり〜36か月(3歳)頃(15kgまで) | イングリッシーナ ファスト |
| 一般的なハイチェア | 6か月〜3歳(15kgまで)※ | IKEA アンティロープ |
| 調整できる椅子 | 7か月〜10歳(目安) | 大和屋 すくすくチェア スリム-J |
| 調整できる椅子(大人まで) | 新生児〜大人 | ストッケ トリップトラップ |
表はメーカーの表示をもとにした目安です(2026年10月時点)。わが家で使ったのは、バンボとトリップトラップだけです。対象年齢や体重の上限は製品ごとに違うので、必ず取扱説明書で確認してください。
※IKEAの日本の公式サイトには最大荷重(15kg)のみ記載があり、対象年齢は海外のIKEA公式サイトの表記です。
わが家は何歳まで使った?バンボは1〜2か月、トリップトラップは約7年使って今も現役
| 椅子 | 使った期間 | やめた理由・今 |
|---|---|---|
| バンボ | 離乳食を始めたころの1〜2か月 | 低くて、離乳食をあげづらかった |
| トリップトラップのベビーセット | 生後6ヶ月ごろ〜2歳の間 | 体重が重くなり、乗せるのが大変になった |
| トリップトラップ本体 | 長男は約7年(今も使用中) | 座れる限り使い続ける予定 |
バンボは低くて離乳食をあげづらく、1〜2か月でやめた
バンボは、離乳食を始めたころの1〜2か月だけ使いました。
床に置いて使っていましたが、高さが低いので、離乳食をあげづらかったんです。トリップトラップに座れるようになってからは、使わなくなりました。
ベビーセットは2歳の間まで。重くなって乗せるのが大変になった
トリップトラップのベビーセットは、2人とも2歳の間まで使いました。
外したきっかけは、体重が重くなって、乗せるのが大変になったことです。
トリップトラップ本体は約7年。座れる限り使い続ける
長男のトリップトラップは、約7年たった今も毎日使っています。
小学校を卒業するまでは使うつもりで、その先も、座れる限りできるだけ長く使う予定です。

結局、いちばん長く使えているのは、体に合わせて調整できる椅子でした
卒業のサインは4つ|足が余る・座面が短い・座面が狭い・姿勢が崩れる
年齢よりも、この4つのサインで判断してください。
足が余ったら、足置きか椅子が合っていない
足置きに足を乗せたときに、膝が上がって足が余っているなら、足置きの高さが合っていません。足置きの高さを変えられないなら、椅子が体に合わなくなってきたサインです。
足の高さの合わせ方は、別の記事で詳しく書いています。
座面の長さは「膝の裏と座面の先端の隙間」で確かめる。子どもは3〜5cm
座面の奥まで座らせて、膝の裏と座面の先端の間を見ます。

座面の幅は、お尻の横に親の手が入るかで確かめる
座面が狭くて困ることは、あまりありません。
椅子に横の壁がある場合は、子どものお尻の左右に、親の手を入れてみてください。手が入る隙間があれば大丈夫です。無理やり入れるようなら、狭くなっています。
後ろにもたれかかり、お尻が前に滑ったら要注意
椅子が合わなくなると、姿勢が崩れてきます。
よく見られるのは、後ろにもたれかかって、お尻が前に滑る座り方です。

4つのうち1つでも当てはまったら、まず調整できるところがないか確かめてみてください
長く使えるハイチェアの条件は「調整できること」と「背もたれの支え」
仕事で椅子を見るときの優先順位は、次のとおりです。
- 1. 調整できること(特に座面の高さと奥行き)
- 2. 背もたれの支え
- 3. それ以外(足置き・座面の幅・丈夫さ・安定性など)は同じくらい
調整で大事なのは、座面の高さと奥行き
座面の高さと奥行きを変えられる椅子なら、体が大きくなっても合わせ直せます。
奥行きは、先ほどの「膝の裏の隙間」を合わせるためにも欠かせません。
背もたれは、骨盤(仙骨の上の方)を支えられる高さか
骨盤の高さを支えられるかが大事です。
目安は、子どもの骨盤(仙骨の上の方)を後ろから手で支えてあげたときに、姿勢が良くなる位置です。その高さを背もたれが支えてくれる椅子を選んでください。
調整の手間は、年に多くて2回
調整できる椅子でも、手間はそれほどかかりません。
わが家のトリップトラップの場合、調整は年に多くて2回です。足が余ってきたと感じたときに、六角レンチ1本で、5〜10分ほどで終わります。

年に1〜2回の調整で体に合わせ続けられるなら、手間より得られるものの方が大きいと感じています
小学生になっても学習椅子は買わなかった|食卓と机の高さをそろえて兼用
わが家は、学習椅子を買っていません。
リビング学習を中心にしたかったので、ダイニングテーブルとスタディースペースの机の高さをそろえて、椅子を兼用しています。どちらも、床から天板の下までが70cmです。
学習するときの姿勢としても、トリップトラップで問題ないと感じています。

机の高さをそろえておけば、椅子は1脚で足ります
ハイチェアは大人まで使える?クッションがあれば、ほかのダイニングチェアと遜色ない
大人まで使える設計の椅子なら、大人も座れます。ただし、すべてのハイチェアがそうではないので、対象年齢と体重の上限を確認してください。
トリップトラップは、公式では「新生児から大人まで」使えるとされています。
わが家では、大人が時々座るときも、子ども用の設定のままです。そのままだと座面の硬さを感じますが、クッションがあれば、ほかのダイニングチェアと遜色ありません。大人用に組み直したことは、まだありません。
長く使える椅子を選ぶなら|わが家はトリップトラップ
調整できること、背もたれで骨盤を支えられること。この2つの条件を満たしていて、わが家で約7年使ってきたのがトリップトラップです。
実際に使って良かった点と、後悔した点は、レビュー記事にまとめています。
ハイチェアの卒業でよくある質問
Q. 年齢で卒業を決めてもいいですか?
年齢より、体に合っているかで決めるのがおすすめです。同じ年齢でも体の大きさは違うので、足が余る・座面が短い・座面が狭い・姿勢が崩れる、の4つのサインを目安にしてください。
Q. ハイチェアをやめたら、次はどんな椅子にすればいいですか?
大人用の椅子に移るなら、足が床につかないうちは、椅子の足元に足台を置いて高さを合わせます。もう一つは、最初から座面の高さと奥行きを調整できる椅子を選ぶことです。大人まで使える物なら、買い替えずに済みます。
まとめ|何歳までかより、体に合っているか。長く使うなら調整できる椅子を
- 何歳まで使えるかは椅子の種類で決まる。3歳ごろまでの物から、大人まで使える物まである
- わが家はバンボが1〜2か月、トリップトラップは約7年使って今も現役
- 卒業のサインは足が余る・座面が短い・座面が狭い・姿勢が崩れる
- 座面の長さは膝の裏と座面の先端の隙間が3〜5cmが目安
- 長く使うなら調整できることと背もたれの支えで選ぶ
何歳まで使うかに正解はありません。お子さんの体に合っているかを時々確かめながら、使える限り長く使ってあげてください。

椅子が体に合っていれば、食事も勉強も、座る時間がもっと楽になります



コメント