「離乳食を始めたいけど、まだ腰がすわっていない。何に座らせればいいの?」
離乳食は5〜6か月ごろに始めるのが目安とされていますが、ひとりで座れるようになるのは、それより後のことが多いです。わが家でも、この時期の椅子には悩みました。
私は理学療法士として15年以上働いていて、シーティング(身体に合った椅子や座り方を整えること)の認定資格を持っています。普段は主に、大人の椅子や車椅子の座り方の調整や作製に関わっています。
結論から言うと、腰すわり前の離乳食は、抱っこより椅子の方がラクです。わが家は5か月でバンボ、6か月からハイチェアを使いました。
📋 この記事でわかること
- 腰すわり前に抱っこで食べさせるのがつらい理由
- わが家がバンボ・バウンサー・ハイチェアを使った時期と使い方
- 腰すわり前のハイチェアで気をつける「左右の支え」
- 理学療法士が見る、腰すわりの見極め方
結論|腰すわり前の離乳食は、抱っこより椅子がラク。わが家は5か月でバンボ、6か月からハイチェア
わが家の2人の子どもは、どちらも同じ流れでした。
| 時期 | 使った椅子・できるようになったこと |
|---|---|
| 5か月ごろ | 離乳食スタート。バンボ(床置き)とバウンサー |
| 6か月ごろ | トリップトラップ+ベビーセット。最初はタオルで支えた |
| 8か月ごろ | ひとりで座れるようになった |
- 抱っこで食べさせると、口元が見えにくく、親もつらい
- 腰すわり前のハイチェアは、左右の支えと疲れたら下ろすが大事
- 椅子は必ず、メーカーが示す対象月齢・使用条件を守る
離乳食は5か月、ひとり座りは8か月。この「3か月のすき間」をどうするか
離乳食を始める時期と、ひとりで座れる時期には、ずれがあります。
厚生労働省が策定した「授乳・離乳の支援ガイド」(現在はこども家庭庁が公開)では、離乳の開始は生後5〜6か月頃が適当とされています。わが家も、2人とも5か月ごろに始めました。
一方で、2人がひとりで座れるようになったのは8か月ごろです。この間の3か月ほど、何に座らせて食べさせるかを考える必要がありました。
離乳食を始める時期や、赤ちゃんの発達には個人差があります。気になることがあれば、かかりつけ医や自治体の相談窓口に相談してください。
抱っこで食べさせると、口元が見えにくく親もつらい
腰すわり前だからといって、抱っこで食べさせるのは大変です。
抱っこしながらだと、赤ちゃんの口元が見えにくく、スプーンを運ぶ親の姿勢もつらくなりがちです。
だからこそ、この時期にバンボやバウンサーのような椅子を使うこと自体は、良いことだと考えています。

親がラクな姿勢で食べさせられることも、毎日続けるうえでは大事です
5か月はバンボで1〜2か月。背中は丸まるが、この時期は仕方ない
形にはまるので崩れない。ただし背中は丸まる
バンボは、体が形にはまるので、姿勢が崩れることはありませんでした。
友人から譲ってもらったもので、離乳食を始めたころから使いました。嫌がることもありませんでした。
ただ、座った姿は、背中が全体的に丸まった姿勢です。

この時期の赤ちゃんは、座らせると基本的に背中が丸まります。抱っこでも似た姿勢なので、発達の途中として仕方のないことだと考えています
床置きで低く、離乳食をあげづらくなってやめた
使ったのは1〜2か月ほどです。
床に置いて使うので高さが低く、離乳食をあげづらかったのが正直なところです。ハイチェアに座れるようになってからは、使わなくなりました。
バンボ(現在の製品名は「フロアシート」)の公式サイトでは、対象は首がすわる頃〜14か月頃(体重10kgまで)とされています。床の上で使う前提の椅子なので、テーブルや椅子の上など高い場所には置かないでください。
バウンサーは、離乳食と「少しの間座っていてほしいとき」に2か月ほど
バウンサーも、一時期使いました。
離乳食のときのほか、少しの間座っていてほしいときにも使っています。たとえば妻が1人で子どもを見ていて、お風呂に入るときは、ドアを開ければ見える場所に座らせていました。
使った期間は、2か月ほどと短めです。
6か月からはハイチェア。左右にタオルを詰めたら、2〜3週間で安定した
6か月ごろからは、トリップトラップにベビーセットを付けて使いました。
ひとりで座れるようになる前で、支えてあげれば座れる、という段階です。
ストッケ公式では、ベビーセットは「6ヶ月頃から、または赤ちゃんがひとり座りできるようになったら」使えるとされています。使う椅子の対象月齢・使用条件を必ず確認し、それより早くは使わないでください。
背中には畳んだタオル、横に倒れそうなら丸めたタオル
最初は、タオルで体の周りの隙間を埋めました。
背中には畳んだタオルを入れ、横に倒れそうなときは、丸めたタオルを体の横の隙間に入れます。
2〜3週間ほどで座り方が安定して、タオルはいらなくなりました。
気をつけるのは「左右」。後ろは背もたれが支えてくれる
腰すわり前の赤ちゃんは、横に倒れやすいです。
ハイチェアには背もたれがあるので、後ろは支えられます。気をつけたいのは左右です。タオルで横の隙間を埋めたのも、そのためです。
疲れたら下ろす。疲れると姿勢が崩れてくる
疲れたら、無理をさせずに下ろしていました。
疲れてくると姿勢が崩れてくるので、見ていればわかります。もちろん、座っている間は必ずそばにいました。
ハイチェアは親が楽で、食卓で目線がそろう
ハイチェアに座れるようになると、食べさせる親がぐっと楽になります。
高さがあるので、かがまずに食べさせられます。食卓で家族と目線がそろうのも、良いところだと感じました。

今振り返っても、同じ使い方をすると思います。実際、次男のときも同じようにしました
腰すわりの見極め方|両手を前につかずに座れて、その手で遊べるようになったら
理学療法士として、親に見てほしいポイントは次の3つです。
- 両手を前につかずに座っていられる
- その手を、体を支える以外の遊びに使える
- 丸まっていた背中が、少し伸びてくる
わが家の2人は、8か月ごろにこの状態になりました。ここまで来れば、タオルなどで支えなくても座れるようになっていきます。
腰すわり前の椅子でよくある質問
Q. 腰座り前にハイチェアに座らせても大丈夫ですか?
椅子ごとに、メーカーが対象月齢や使用条件を決めています。まずはそれを守ってください。そのうえで使う場合は、左右の隙間を埋める、疲れたら下ろす、必ずそばにいる、の3つに気をつけています。
Q. 4か月でもベビーチェアに座らせていいですか?
製品によって対象月齢が違うので、使う椅子の表示を確認してください。わが家は、離乳食を始めた5か月ごろから椅子を使い始めました。
まとめ|腰すわり前は、抱っこより椅子。左右を支えて、疲れたら下ろす
- 離乳食は5〜6か月、ひとり座りは8か月ごろ。このすき間に椅子を工夫する
- 抱っこは口元が見えにくく、親もつらい
- わが家は5か月でバンボ(1〜2か月)、6か月からハイチェア
- 腰すわり前のハイチェアは左右の支えと疲れたら下ろす
- 見極めは両手を前につかずに座れて、その手で遊べるか
ひとりで座れるようになったあとは、足の支えと、椅子をいつまで使うかが次のテーマになります。
わが家で約7年使っているトリップトラップのレビューは、こちらにまとめています。




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