※本記事にはプロモーションが含まれます。

ハイチェアで足がつかない時の対策|理学療法士が教える足置きの代用と高さの決め方

ハイチェアに座り、足が足置きに届かない子どものイラスト 遊びと子育て

ハイチェアに座らせると、足がブラブラして届いていない。

このままで大丈夫なのか、買い替えないといけないのか。気になりますよね。

わが家でも、子どもを大人用の椅子に座らせると、足をブラブラさせて食事に集中できていませんでした。

私は理学療法士として15年以上働いていて、シーティング(身体に合った椅子や座り方を整えること)の認定資格を持っています。普段は主に、大人の椅子や車椅子の座り方の調整や作製に関わっています。

結論から言うと、足の裏がつくだけで、座った姿勢と手の使いやすさは変わります。そして、買い替える前にできることがあります。

📋 この記事でわかること

  • 足がつかないと、何が困るのか
  • ちょうどよい高さの目安と、測り方
  • 足置きの代用で失敗した話と、選ぶときの4つの条件
  • 大人用の椅子しかないときの対策
  • 外食先ではどうしているか
  1. 結論|ハイチェアで足がつかない時の対策は3つ。まず足置きの高さを調整する
  2. 離乳食の椅子で「足がつく」が大事な理由|姿勢が崩れて手が使いにくくなる
    1. 大人用の椅子に座らせると、足をブラブラさせて集中しなかった
    2. 足がつかないと骨盤が安定せず、手が使いにくくなる
  3. ハイチェアの高さの目安|足の裏全体がつき、膝が股関節よりわずかに低い
    1. 足置きの高さは「膝の裏からかかとまで」を測って決める
    2. 高すぎると太ももが浮き、低すぎるとつま先立ちになる
  4. 対策①|足置きの高さを調整できるなら、まず調整する
  5. 対策②|足置きの代用は「沈まない・広い・ズレない・位置」で選ぶ
    1. 座布団を乗せたら、すぐズレて使えなかった
    2. 代用品にも市販の足置きにも必要な、4つの条件
    3. 手作りするなら、段ボールを重ねて貼る
    4. 大人用の椅子なら、足元に足台を置く
  6. 足置きだけ直しても、座面の奥行きが合わないと姿勢は崩れる
  7. 対策③|成長に合わせて足置きを動かせる椅子に替える。わが家はトリップトラップ
  8. 外食先のハイチェアで足がつかない時は、諦めていい
  9. ハイチェアの足置きでよくある質問
    1. Q. つま先だけ届いていれば大丈夫ですか?
    2. Q. 足の支えは何歳まで必要ですか?
  10. まとめ|まず今の椅子でできることから。合わなければ調整できる椅子へ

結論|ハイチェアで足がつかない時の対策は3つ。まず足置きの高さを調整する

仕事で大人の椅子を調整するときと、考え方は同じです。次の順番で試してください。

  • ① 足置きの高さを調整する(変えられる椅子なら、これが最優先)
  • ② 高さを足す(硬めのもので代用する・市販の足台を使う・手作りする)
  • ③ 足置きを動かせる椅子に替える(成長しても合わせ続けられる)

わが家は最初から足置きを動かせる椅子を使っているので、子ども用の足置きを自分で作ったことはありません。この記事の②は、仕事でのやり方をもとに書いています。

離乳食の椅子で「足がつく」が大事な理由|姿勢が崩れて手が使いにくくなる

大人用の椅子に座らせると、足をブラブラさせて集中しなかった

足がつかないと、子どもは落ち着いて座っていられません。

わが家の子どもたちも、2〜4歳のころ、大人用のダイニングチェアに座らせると次のようになりました。

  • 足をブラブラさせる
  • 背中が横に傾く
  • 食事に集中しない
足がつかない姿勢と、足の裏全体がついた姿勢を比べたイラスト

足がつかないと骨盤が安定せず、手が使いにくくなる

足の支えがないと、骨盤が安定しません。

足が前に投げ出されると、太ももの裏の筋肉が引っ張られて、骨盤が後ろに倒れやすくなります。骨盤が後ろに倒れた姿勢は、いわば「休みの姿勢」です。この姿勢では、手が使いにくくなります。

食事は手を使う時間です。だからこそ、足の支えが大事になります。

噛みやすさや飲み込みやすさが変わると感じる場面はありますが、裏付けとなる研究までは確認できていないので、ここでは断定しません。確実に言えるのは、手が使いやすくなることです。

大人の椅子選びでも、足がつくかどうかは同じように大事です

ハイチェアの高さの目安|足の裏全体がつき、膝が股関節よりわずかに低い

一般には「股関節が90度、膝が90度で、足がついている」のが良い姿勢とされています。

私はそこから、膝が股関節よりわずかに低いくらいの方が、骨盤は安定しやすいと考えています。

足置きが高すぎる・ちょうどよい・低すぎる場合を比べたイラスト

足置きの高さは「膝の裏からかかとまで」を測って決める

座った姿勢で、膝の裏からかかとの下までの長さを測ります。

この長さが、座面から足置きまでの高さの目安になります。仕事で足台の高さを決めるときも、同じ測り方をしています。

膝の裏からかかとの下までの長さを測る位置を示したイラスト

数字はあくまで目安です。最後は実際に座らせて、足の裏全体がついているか、太ももが座面から浮いていないかを見て決めてください。

高すぎると太ももが浮き、低すぎるとつま先立ちになる

  • 高すぎる:太ももが座面から浮いて、お尻で支える面が減る。体が安定しない
  • 低すぎる:つま先だけがつく形になり、足が安定しない

ちょうどよい:足の裏全体がつき、膝が股関節よりわずかに低い

対策①|足置きの高さを調整できるなら、まず調整する

ハイチェアやベビーチェアの足置きの位置を変えられるなら、それが最優先です。

仕事でも、足台を調整できる椅子なら、高さの調整が第一の選択肢です。先ほどの測り方で、座面から足置きまでの高さを合わせてください。

子どもは成長します。一度合わせて終わりではなく、そのたびに見直します。

わが家では、身長が伸びて足が余ってきたと感じたら調整しています

対策②|足置きの代用は「沈まない・広い・ズレない・位置」で選ぶ

足置きの高さを変えられないハイチェアやベビーチェア、足置きが低い椅子では、何かを足して高さを合わせます。

座布団を乗せたら、すぐズレて使えなかった

座布団は、日常では使えませんでした。

足置きの高さを変えられないハイチェアで、足置きの上に座布団を乗せて高さを合わせたことがあります。乗せただけなので、すぐにズレてしまいました。

その場しのぎにはなっても、毎日の食事では続きません

代用品にも市販の足置きにも必要な、4つの条件

仕事で高さを足すときに見ているのは、次の4つです。

条件理由
沈まない硬さ柔らかいと沈み込んで、支えにならない
足が乗る広さ足の裏全体をしっかり乗せるため
ズレない床との間に滑り止めがあると動かない
置く位置椅子の脚に近すぎると、足を後ろに引いた形になり、あまり意味がない

市販の足台を使う場合、子どもは成長するので、できれば高さを変えられるものが安心です。

後付けの足置きや足台を買うときも、上の4つの条件に合うかで選んでください。

手作りするなら、段ボールを重ねて貼る

仕事で足台を作るときは、段ボールか強化段ボールを使うことが多いです。

強く作りたいなら、段ボールを重ねて貼ります。強化段ボールが手に入るなら、子ども用であれば箱の形でもよいと思います。

作るときも、見るところは同じです。沈まないこと、足の裏全体が乗る広さがあること、床との間に滑り止めを入れることを確認してください。

大人用の椅子なら、足元に足台を置く

家に大人用のダイニングチェアしかない場合は、椅子の足元に足台を置きます。

高さは、先ほどの「膝の裏からかかとまで」の測り方で決めてください。

足置きだけ直しても、座面の奥行きが合わないと姿勢は崩れる

足置きは大事ですが、それだけでは足りないことがあります。

座面の奥行きが長すぎたり、背もたれで体を支えられていなかったりすると、足がついていても姿勢は崩れます。足置きを直したら、座面が長すぎないかも見てください。

わが家では、座面の奥行きを長くしすぎないようにして、背もたれの下の方で骨盤が支えられる位置まで奥に座らせています

対策③|成長に合わせて足置きを動かせる椅子に替える。わが家はトリップトラップ

足置きと座面の両方を動かせる椅子なら、成長しても合わせ続けられます。

わが家は、2人ともストッケのトリップトラップを使っています。生後6ヶ月ごろに使い始めたときから、足は足板(トリップトラップの足置き)についていました。

長男(小2、身長120cm)次男(年中、身長98cm)
座面上から3段目上から1段目
足板上から12段目上から7段目

足板の位置は、ストッケ公式の調整方法の解説に年齢別の目安が載っています。

約7年使った感想と、後悔したポイントは、レビュー記事にまとめています。

外食先のハイチェアで足がつかない時は、諦めていい

わが家は、外食では諦めています。

たまのことですし、その場で調整する道具もありません。子ども用の椅子を選べるお店なら、大きさは見るようにしています。

それ以外は、多少姿勢が崩れても、指摘するより外食を楽しんだ方が、子どもにとって有益だと考えています。

毎日使う家の椅子を整えておけば、外では気にしすぎなくて大丈夫です

ハイチェアの足置きでよくある質問

Q. つま先だけ届いていれば大丈夫ですか?

足の裏全体がつくのが理想です。つま先だけがつく形だと、足が安定しません。足置きが低すぎるサインなので、高さを足してください。

Q. 足の支えは何歳まで必要ですか?

何歳まで、という区切りはありません。大人の椅子選びでも同じで、体に合っているかどうかが大事です。

まとめ|まず今の椅子でできることから。合わなければ調整できる椅子へ

  • 足がつかないと骨盤が安定せず、手が使いにくくなる
  • 目安は足の裏全体がつき、膝が股関節よりわずかに低い高さ
  • 高さは膝の裏からかかとまでを測って決める
  • 代用するなら沈まない・広い・ズレない・位置の4つを確認。座布団はズレて使えなかった
  • 外食先では諦めていい

まずは、今の椅子の足置きを見直すところから始めてみてください。それでも合わないときは、成長に合わせて足置きを動かせる椅子が、いちばん確実な解決になります。

足がつくだけで、座っている姿は変わります。ぜひ一度、お子さんの足もとを見てあげてください

コメント