「会社で給与振り込み口座が指定されていて、好きな銀行を選べない…」
「住宅ローン金利優遇のために、メガバンクや地方銀行に給与を振り込まなければならない…」
「メインバンクはネット銀行なのに、毎月手動で振り替えるのが大変…」
そんな悩みありませんか?
住宅ローンの金利優遇を受けるために、地銀に給与口座を設定しないといけない、という事情を抱えている方も多いでしょう。
私もその一人です。
ただ、メガバンクや地銀は振込手数料もATM手数料も掛かるし、毎回振り込み作業をするのも大変。
ポイントなどの優遇もないので、本当は楽天銀行などネット銀行をメインバンクにしたい。
そこで、d NEOBANK(住信SBIネット銀行/d NEOBANK)を下図のように仲介口座として使い、地銀から毎月自動で資金を移す方法を紹介します。

この記事を読めば
- 毎月の振り込み手数料が無料になる
- 毎月の振り込みの手間が省ける

1度設定すれば、あとは自動でやってくれるので楽チンです!
給与振り込み口座が指定されて困る
地銀の住宅ローンでは、以下の条件がセットで求められるケースが多いです。
| よくある優遇条件 | 例 |
|---|---|
| 給与振込の受取 | 指定の地銀口座で受け取る必要 |
| 口座引き落とし | 各種支払いが地銀になる |
| クレジットカード契約 | 地銀系カードの強制加入 |
しかし、楽天カード支払いを楽天銀行に集約できるとメリットは大きいため、楽天銀行をメインバンクにしておきたい人も多いと思います。
クレジットカードの引き落とし金額が楽天銀行に入っているか気にしながら、定期的に振り込み作業をするのは、とても面倒くさいですよね。
メガバンクや地銀は振り込み手数料がかかる
給与が振り込まれる口座から、メインバンクにしたい楽天銀行に振込をするには手数料がかかります。
3万円以上の金額を他行宛に振り込みとすると、以下の手数料になります。
| 窓口で振込 | インターネットバンキングで振込 | |
| 三菱UFJ銀行・みずほ・三井住友銀行 | 605円〜990円 | 110円〜220円 |
| 主な地銀(千葉銀行・横浜銀行) | 880円〜990円 | 154円〜330円 |
各社のインターネットバンキングを利用しても、毎回少なくとも100円以上の手数料が掛かるので、年間にすると1200円以上の手数料を払わないといけません。
振り込み作業には時間がかかる
窓口で振り込み依頼をするのは時間的に論外だとしても、インターネットバンキングでも多少の時間がかかります。
少なくても5分程度、慣れていない人だと10分程度時間が掛かるかもしれません。
また実際にインターネットバンキングで振り込みしようと思ったら、サイトがメンテナンス中で、別の時間にやり直しなんてこともあります。

仕事から帰って深夜に振り込みしようとするとメンテナンス中だったことが多々あります。
d NEOBANK(住信SBIネット銀行)で出来ること
定額自動入金サービス
他行口座から指定金額を引落し、自動的にd NEOBANK口座へ入金できるサービス。
入金が手数料無料で自動化できるので便利です。金額は1万円以上1千円単位で設定可能。
他行口座の引き落とし日は毎月5日または27日を選べて、入金は原則その4営業日後になるのでスケジューリングに注意が必要です。
サービスが利用できない銀行が一部ありますが、ほとんどの銀行が対応されています。

定額自動入金サービスは楽天銀行にはない機能です!
定額自動振込サービス
d NEOBANK 口座から他行(楽天銀行や家賃振込先など)に毎月または毎週繰り返し自動で振込できるサービス。
毎月の家賃・駐車場代・習い事の月謝・仕送りなど、毎月定例・定額の振込に利用できるので便利です。
振り込み日は下記日程で都合が良いときに調整できます。
- 毎月の特定日(1~31日)
- 毎週の特定曜日
手数料はスマプロランク(下記)に応じて月の無料回数は異なりますが、月5回分は無料と考えてOKです。
目的別口座
代表口座から分岐する目的別口座を作って同じ名義で複数の口座管理ができます。
10個まで作れるので、貯金や生活費、旅行資金など用途別に管理できます。
代表口座から、教育資金や旅行資金、生活防衛資金などを別に分けておけるので、目でみて貯蓄管理がしやすくなります。

生活資金と貯金を1つの銀行で分けられるので、視覚的にわかりやすい!
ATM・振込手数料
ATM手数料はセブン銀行やローソン銀行ならアプリでATMを使えば何度でも無料です。
アプリでATMはキャッシュカードを使わずにATMを利用できるサービスです。
キャッシュカードを使ったとしても一定回数無料になっています。
振替・振込もスマホアプリで簡単にできます。
振込手数料は住信SBIネット銀行宛て、三井住友信託銀行宛てなら無料。
その他の銀行宛てでもスマプロランクに応じて2〜20回無料になります。
定額自動入金と定額自動振込を利用して自動で資金を移す実際の設定
私の実例を紹介します。
条件:
- 給与振込口座は地銀。給与振込日:毎月20日
- メインバンクは楽天銀行。メインのクレカ(楽天カードの引き落とし口座、引き落とし日:27日)
- d NEOBONKを中継口座に。自動入金5日に設定。自動振込17日設定。
- 給与
地銀に振り込み。私は住宅ローンの優遇金利のために給与振込口座が地銀指定になっています。 - 地銀(給与口座) → d NEOBANK
定額自動入金サービスを毎月5日(実際の入金は10日前後になる)に設定して、地銀からd NEOBANKに必要な金額。必要な金額は住宅ローン支払い分を残して、それ以外全てをだいたいの金額にしています。 - d NEOBANK → 楽天銀行(メインバンク)
d NEOBANKの定額自動振込機能を使い、2.の移した金額を楽天銀行に振り込む。

この流れにより、地銀に給与振込を限定されたまま、実質的には楽天銀行でお金を管理できるようになっています。

もう少しタイトなスケジュールも可能ですが、余裕を持って前月分給与を動かすイメージです。
メリットまとめ
地銀で給与受け取っても、好きなメインバンクが使える
- コストを抑えられる:手数料無料で自動化
- 手間を省ける:毎月の資金移動を自動化
- 資金管理がしやすい:目的別口座で用途ごとにお金を仕分けもできる
注意すべきポイント(リスク・落とし穴)
具体的なやり方(手順)
- d NEOBANK口座を開設
- スマホで申し込み/本人確認(マイナンバーカード等)
- 最短5分程度で開設可能。
- 自分に合ったスケジュールを決める
- 給与振込日、住宅ローン引き落とし日、メインクレカ引き落とし日になどに注意。
- 自分に最適なスケジュールを決める。
- 定額自動入金サービスを設定
- 地銀を引落先に登録し、毎月引き落とす金額・日を決める。
- 引落日を「5日」か「27日」から選べる。
- 定額自動振込サービスを設定
- d NEOBANK → 楽天銀行(もしくは希望のメインバンク)を振込先に登録
- 毎月振込金額と振込日を決める。
- 最初の運用をモニタリング → 問題なければ以後全自動
- 初月〜数ヶ月は正しく資金が移動しているかチェック
- 必要に応じて振込額や引落額を微調整
- 万が一残高不足が起きないよう、ある程度余裕を持った金額設定を検討
結論:この仕組みで給与口座が指定されていても「実質楽天銀行がメイン化」できる
図解するとこの流れです↓


毎月の手動振替が不要になり、手数料も無料になり、お金の管理の所要時間が時短できます!
同じ悩みがある方、ぜひ参考にしてみてください。

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