ファミリーキャンプを快適に過ごすために大事なのは、やはり睡眠環境!
睡眠環境が整ってないと眠れないし、疲れは取れないし、腰は痛くなるしで大変です。また妻からのキャンプの評判も悪くなってしまいます。
睡眠環境を整えるにはインフレーターマットを使うことが最適だと辿り着きました。
我が家では中でも口コミの良いWAQとOneTigrisのインフレーターマットのダブルサイズを使用しています。
使って感じたメリットデメリットを徹底比較し、購入を予定している人、インフレーターマット選びに悩んでいる方々の助けになればとおもいます。
インフレーターマットとは
インフレーターマットは、自動膨張式のキャンプ用マットです。
バルブを開けるだけで内部に空気が入り、自然に膨らむのが特徴です。
空気だけでなく、内部にはクッション性を高めるウレタンなどのフォームが入っており、空気だけのマットよりも安定感があります。地面の凹凸を吸収し、冷気や湿気を遮断することで、快適な眠りをサポートしてくれます。
厚 み:厚みがあるほどクッション性・断熱性が高まりますが、収納サイズも大きくなります。
8cm以上あると寝心地は良いと思います。
サイズ:さまざまあるので、使用シーンによって1人用やふ2人で使うダブルサイズを選ぶと◎。
重量と収納サイズ:登山などでは軽量コンパクトなタイプが良いですが、ファミリーキャンプでは
収納サイズを確認して車に収納できるサイズを選択する。
バルブの種類:スムーズに空気が入る「逆止弁付き」のモデルが良い。

今回はファミリーキャンプ向けにダブルサイズのインフレーターマットを比較します
比較する2つの人気ブランド紹介
■ WAQ(ワック)とは?
日本発のアウトドアブランド。品質の高さと使いやすさが評価され、インフレーターマット以外にもテントやコットなど多くの人気商品を展開しています。
■ OneTigris(ワンティグリス)とは?
ミリタリーテイストのデザインとコスパの良さが特徴の中国発ブランド。タクティカル系ギアに強く、ソロキャンパーやブッシュクラフト愛好者に人気です。

有名なところでDODのソトネノキワミもありますが、今回は省きます
WAQ vs OneTigris スペック比較
ファミリーキャンプで使いやすいサイズとして、ダブルサイズということで、
WAQでは「RELAXING CAMPING MAT ダブル」。
OneTigrisの「DYNISLAND エアーマット 2人用」の比較をしていきます。
簡単比較表
いち早く比較を知りたい方はこの表をご覧ください。
項目 | WAQ RELAXING CAMPING MAT ダブル | OneTigris DYNISLAND エアーマット 2人用 |
---|---|---|
サイズ(使用時) | 約200cm × 134cm × 厚さ10cm | 約201cm × 135cm× 厚さ10cm |
重量 | 約5.6kg | 約4.4kg |
素材・構造 | 10cm厚ウレタン、伸縮性のある表面素材 | 高密度ウレタン、滑らかな表面で静音性に優れる |
収納サイズ | 約77cm × 37cm | 51cm × 36cm × 31cm |
膨張方式 | オートエアバルブ (自動膨張・排気切替可能) | オートエアバルブ (自動膨張・排気切替可能) |
断熱性能 | R値 約10.5 | R値 5.6 |
価格帯 | 約24,800円 | 約21,900円 |
基本的なスペックは似ており、重さは少しWAQの方が重く、価格は若干ワンティグリスの方が安くなっています。また収納サイズも表記上はワンティグリスの方が小さく収納できるようです。
サイズ・重量

- WAQ
- 大きさ 約200cm × 134cm × 厚さ10cm
- 収納サイズ 約77cm (横) × 37cm (縦)
- 重さ 約5.6kg
- OneTigris
- 大きさ 約201cm × 135cm × 厚さ10cm
- 収納サイズ 約51cm×36cm×31cm
- 重さ 約4.4kg
使用する時のサイズはほぼ変わらず。構造上の違いからか重さはOneTigrisの方が1kg強軽くなっています。

収納サイズについてはスペック上はOneTigrisの方が1〜2周り小さく、購入時は「すごい小さい!」と思いましたが、実際に使って普通に収納するとサイズ感はWAQが横に長く、OneTigrisは太くなる感じです。
若干OneTigrisの方が小さいかなと思う程度です。

本気で小さく収納したらOneTigrisの方が小さいかもしれませんが現実はこのくらいです。
寝心地・快適性

- WAQ
- 10cmの極厚ウレタンが体圧をしっかり分散し、底つき感を防止
- 伸縮性のある表面素材で弾力があり、快適な寝心地
- 高い断熱性能 (R値10.5) で冬キャンプにも対応可能
- 肌触りはさらっとしてますが、少し肌に引っかかるような感じ。敏感な人は気になる程度。夏はちょっと暑く感じるかも。
- 寝心地はWAQより若干柔らかめでウレタンと空気の沈み込みにより少し包まれる感じ。
- OneTigris
- 表面が静かで寝返り音が気にならない
- 高反発フォームパッドにより体を支えつつ快適性を確保
- 冬場も冷気を遮断しやすい(R値5.6)設計
- 肌触りはWAQよりもさらっとしてる印象。それでも真夏は暑く感じるかも。
- 寝心地はWAQより固めで反発するような感じ。
厚みは2つとも10cmで実際も写真のようにほぼ違いはありません。そのため、底付きとかは全く気になりません。
中の構造が異なっていて、WAQはウレタン+空気、OneTigrisは高反発フォームパッド+空気になっているので、寝心地に差があります。
ファミリーキャンプの場合、子どもが先に寝て後から大人がマットに乗ることが多いかと思います。2つともマットを踏んでも他の部分に響かず、子どもの眠りを妨げることはなく良好です。
しかし、若干ワンティグリスの方が響かないような印象です。そのため大人2人で寝るときに寝返りなどしてもOneTigrisの方が響きにくいかもしれません。
R値は熱抵抗値といって値が高いほど、地面の冷気を遮断できるとされています。WAQの方が明らかに性能が良く見えますが、冬でもR値4〜6程度と言われているので、2つとも春や秋の夜間の冷え込みでも問題なく使えます。

我が家では肌触りが気になるのでボックスシーツをかけています。
また真夏は接触が暑いので冷感敷きパッドを使ってます。
設営・収納のしやすさ
まず、設営・収納方法は以下の通り
収納袋から出した状態はこんな感じです。2つともベルトで止めて広がらないようなっています。



空気の出し入れは以下のように弁の向きを変えることで、無駄に空気が漏れない構造になっています。



2つともバルブを開けることで自動膨張、排気ができますが、膨張は十分ではないので追加で空気入れが必要です。自動膨張の速さは2つとも大差ありません。

追加で空気を入れる際はWAQは内袋、OneTigrisは外袋自体を接続して、袋に空気を入れて押し出すことで簡単に空気を入れることができます。
ただし空気を入れる時は付属の袋を使えばいいのですが、空気を抜くときは押しながら、丸めながら抜かなくてはなりません。これがかなり重労働で個人的にはテント撤収よりも大変でした。

それを解決してくれるのがエアポンプです
もしも、エアポンプを使わないとするとOneTigrisの方が縮みやすく収納しやすいと思います。WAQはウレタンの厚みがあるので畳むのがより重労働です。
収納バックはWAQは内袋と外袋の2つ、OneTigrisは外袋のみです。外袋はどちらも余裕があり、収納しやすくなっていますが、少しだけOneTigrisの方が余裕のある作りのため良いかもしれません。

その他の特徴・選択のポイント
- WAQ RELAXING CAMPING MAT ダブル
- カラーが3種類から選べる(タン、オリーブ、ブラック)
- 公式サイトで購入すると30日間返品交換保証+1年間のメーカー製品保証
- 大人2人で使っても問題なし。
- OneTigris DYNISLAND 2人用
- 静音性に優れ、隣で寝返りをしても音が気にならない
- カラーはブラックのみ
- 耐荷重200kgのため大人二人でも問題なし
- 電動ポンプ内蔵型(カラー:ベージュのみ)が発売されている
- 価格が4000円程度安い
まとめ:どちらを選ぶべき?
大前提としてどちらも地面が砂利でも快適に睡眠することができます。
- 快適さ・断熱性重視ならWAQ RELAXING CAMPING MAT ダブル
ふかふか感、体圧分散と冬場の快眠が強み。カラーを選んでおしゃれに過ごしたい人に適する。 - 静音性・軽量性・収納しやすさ重視ならOneTigris DYNISLAND 2人用
高反発、硬めのマットレス好き、軽量コンパクトで持ち運びやすく、コンパクトカーでキャンプに適する。

どちらも高評価のインフレーターマットですが、「寝心地の好み」と「キャンプスタイル」に合わせて選ぶのがポイントです。
我が家の場合、もしも追加で買い足すなら、コンパクトさ・硬めのマットレス好きなのでOneTigrisにすると思います。
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